更年期障害

女性の悩みの種は色々とありますが、どうしても避けられない悩みの種があります。
それは、

更年期障害

です。

更年期とは、閉経の前後5年間ぐらいの時期をさします。
一般的には、45歳~55歳ぐらいが更年期と呼ばれているそうです。
平均閉経年齢は、だいたい50歳とも言われて言われています。

この更年期の時期は、卵巣が生殖の使命が終わりを向かえホルモンの分泌が低下して時期でもあります。
その為に、様々な症状がみられます。

更年期に現れる『特定の病気によるものではない身体の不調を更年期症状』といいます。
なかでも、『症状が重く日常生活にも支障が出るものを更年期障害』と呼びます。

更年期障害になる原因は、身体的要因と精神的要因があります。

☆身体的要因

主な要因は、女性ホルモンである卵胞ホルモン(エストロゲン)の分泌低下
卵胞ホルモンは、8~9歳ごろから卵巣で分泌されていき、その分泌量は30代半ばにピークを迎えます。
ピークを過ぎると、更年期にさしかかり卵巣機能が低下すると同時に、卵胞ホルモン量も徐々に減っていきます。

分泌低下を解消しようと脳はさらに『分泌』を指令しますが、やはり卵胞ホルモンは分泌されず、
脳の指令と卵巣の応答のバランスが取れなくなってしまい脳が混乱をしてしまいます。

この脳の混乱が自律神経に伝わってしまう事で、様々な不調が起きてしまいます。

☆精神的要因

更年期は、子供の自立による母親という役割の喪失感・疎外感や
夫婦だけの生活による夫の問題や、親に介護による心身の疲労など、
ちょうど、様々な環境の変化や心の変化などが重なる時期でもあります。
そして、身体や環境の変化は、自分自身の老いを実感する引き金にもなってしまいます。

こういった問題が心理的なストレスとなって、心身の不調をきたす原因になります。

更年期障害は、ホルモンの低下・加齢などの身体的因子と、
ストレス・環境などの社会的環境的あるいは文化的な因子と
女性の心理的・性格的因子が、複雑に絡み合って発症すると考えられています。

更年期にどんな症状がでるのか?は、次の機会に書きます。

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