前回の続きです。『低体温は冷え症ではないの・・・?』『『低体温は冷え症ではないの・・・?2』
『低体温は冷え症ではないの・・・?3』
今回は、基礎体温の測り方です、
この基礎体温の測り方によって、基礎体温が少し違ってきます。
平均の基礎体温は、36.89℃±0.34℃(わきの下検温)と言われています。
なので、内臓の温度はプラス1℃と高いと思っていただけばいいかと思います。
自分が、冷え症なのか?低体温なのか?を判断するには、
『内臓温度は、直腸で測るのが最も正確』
と言われています。
大体の人が、わきの下で体温を測るかと思いますが、
内臓の温度に対してはわきの下の温度は、マイナス1℃くらいになるそうです。
詳しくは、TERUMOのテルモ体温研究所に、体温分布を紹介されているページがありますので、
こちらを読んでいただければわかると思います。
簡単に体温分布図をいいますと、例えば、内臓温度が37℃と仮定します。
そして、各身体の部位で、体温を測る時間が変わってきます。
☆耳:1秒(テルモ耳式体温計の場合)
☆口:5分
☆わき:10分以上
☆直腸:5分
※(小児などの場合、病院の診察などで、おしりに体温計を入れて約5分かけて測定します。)
(テルモ体温研究所、体の内部の仮想体温分布より参照)(知っておきたい体温の話より)
内臓より離れるほど身体温度差が大きくなってきます。
深部体温(内臓の温度)が、35℃以下になってしまうと、
わきの下の体温が34℃代、それ以下だと低体温だと思われます。
それと、体温は1日のうちも変動がありますので1回だけの体温を測って、その値が平熱だとは断定をしない方がいいです。
測る時間帯としては、起床時、昼食前(AM10時~12時頃)、夕方(PM16時~18時頃)、就寝前の計4回の体温を測り
時間ごとの平熱を覚えておくといいかと思います。
食後はすぐに体温が上がりますから、食前や食間に検温するのが適切です。
最後に、
冷え症は、部分的(指先や足先など)に冷えていること
低体温は、身体全体(内臓全体)が冷えていること
冷え症も低体温も対策は同じ対策でも大丈夫です。
基本的には、身体が冷えないように対策をすることが大切です。
あとは、手の指先が冷たいのであれば、爪もみをしたり、手をグー・バーを何度か繰り返したり、
足回りであれば、貧乏ゆすりをしたりするだけども効果があります。
自宅では、ゆっくり湯船に浸かったり、腸もみをしたりストレッチをしたりして、固まった筋肉を緩める事をオススメします。
あと、一番手軽に出来ることとしては、腹式呼吸を意識してすることがいいかと思います。
ただし、妊娠されている方はしないように氣をつけてください。