こんな事を言える経営者は日本にはいない

少し前のCNNのニュース記事です。

アメリカのミシガン州のソフトウェアーメーカーで開発者の仕事をされている女性が
心の健康の為に欠勤すると伝えたメールに対して、最高責任者(CEO)の返信だったそうです。

この開発者の女性は、慢性的な不安やうる、PTSDの症状に苦しみ、健康維持に専念しなければならい事が
時折あるそうです。

同僚に送ったメールの内容は、

『今日と明日は休んで心の健康に専念します。
来週にはリフレッシュした状態で復帰して、100%に戻ります』

翌日、多数の返信が届いていたそうですが、その中に会社の最高経営者(CEO)からの返信だった。

『このようなメールを送ってくれたことを個人的に感謝します。
あなたがそう伝えてくれるおかげで、私は心の健康のために病欠を使う大切さを
思い起こすことができる。
こうしたことが全ての組織で標準的な慣行になっているとは言えません。
あなたは私たち全員にとっての模範であり、偏見を切り抜けて、
私たち全員がありのままの自分を職場に持ち込む助けになってくれています』

という返信だった。

そして、この最高責任者(CEO)の方は、こんな事も言っています。

今こそ変化すべき時だと感じたといい
『心の健康とは何かが分かっていない人があまりにも多い。その事を残念に思う。』
『心の健康は、身体の健康と同じぐらい大切だ』
と訴えたそうです。

もし、日本企業で同じように、このようなメールを送ったら、
『心が弱いからだ』と言われたり、窓際に飛ばされるか?
会社を辞めさせるように仕向けられたりと、色々と会社に居られないような
雰囲気を作り出す気がします。

私も、このセラピストという仕事を通じで同じ事を思っています。

『何故、身体の健康を考えているのに、心の健康は考えないのか?』

身体が健康であれば、心も健康であるとは限らないという事を、
心が健康であるからこそ、身体が健康であるということを
頭の片隅にでも置いておいてくれれば、幸いかと思います。

詳しい事は、こちらをご覧ください。

心の健康で病欠した女性社員、経営者の対応に称賛の声相次ぐ(CNNニュースより)

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