狭い世界

このセラピストという仕事をしていて改めて思うのは、
自分がいかに狭い世界しか見ていなかったのか?
思い知らさせることが多い。

職種のこともそうですが、モノの見方や考え方や感じ方など多岐にわたります。
手技に関しても、同じ手技でも手技の名前が変わっているけど、
やっている手技は他と同じとか、色々と勉強させられることが多い。

こういったことって、他人に言われても理解出来ず、
自分が経験してはじめて腑に落ちることが多いのではないでしょうか?
すべてを経験することはないですけどね。

昔の話ですが、役者をやっていたことがあります。
お世話になっていた劇団の演出家、脚本家、先輩方に色々と叱られたり、褒められたりと
色々なアドバイスを頂きました。
ですが、その頃の私は、そのアドバイスの意味をまったくわかっていませんでした。
本当に、お恥ずかしい話ですが、大変、申し訳ない事をしたと反省しております。

いまでも、役者をやっていた頃のアドバイスを思い出すことがあります。
もし、あの頃、もっと自分のみる世界が広かったら違ってたのだろうかと思う時がありますが、
そんなことを言っていても始まらないし、このセラピストという仕事を通じて、
自分のみる世界を、どんどん広げていこうと思っています。

モノの見方が狭いと、自分の思っていることが絶対正しいと思いがちになってしまうので、
そうではなく、まずはしっかりと観て聴いて相手を批判しない事が大切なんだと
つくづく思うようになりました。

この世界を、広くするのも狭くするのも自分次第です。
自分の心(内面)としっかりと対話することが大切です。
自分との対話をしていくと、世界が広い狭いという考えでなく、
もっと違う視点から、物事が観える様になるのではないでしょうか?
そして、自分の身体の状態もわかるようになってきます。

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