更年期障害3

これまでに、更年期障害の症状を書いてきました。
更年期に現れる症状のうち、日常生活に支障をきたすものを

『更年期障害』といいます。

 

更年期障害の症状が軽度の場合は、特別な治療の必要はないかと思いますが、
酷い場合は、一度、医療機関の受診をオススメしています。
もしかしたら、更年期障害とは違う病気の可能性があるからです。

不安材料は、一つ一つ消しておいた方がいいと思うからです。

 

更年期障害の治療法は、薬物療法や精神療法があります。

薬物療法

☆ホルモン補填療法(HRT)
ホルモン補填療法は、減少した女性ホルモン(エストロゲン)を
外部から補うことで、ホルモンバランスを整える治療法です。
医者の処方が必要です。

発汗、動悸などの症状に効果があり、骨粗しょう症の予防にも有効ですが、
乳がんや肝機能障害のある人は受けられないという場合もあり、
乳がんや脳卒中の発症率が上昇したという報告もあります。
しっかりと医師と相談をして使用について考える事が必要です。

 

☆漢方療法
漢方治療は、身体のバランスを整えていきますが、
女性ホルモンに直接は影響しないので、ホルモン補充療法が受けられない方や
ホルモン治療の副作用が気になる方にはオススメです。

ですが、漢方薬にも副作用が現れる事もあります。
胃腸障害やアレルギーなどの副作用が現れる事もあります。

自分の体質や症状に合った漢方薬を選択する事が大切です。

私の症状は、この症状だからこの漢方薬が合っていると
自分勝手に決めつけないようにしてください。

漢方薬を処方する病院もありますので、そういった病院を探し
受診される事をオススメします。

 

☆その他の薬物療法
生活習慣の改善をしても、ホルモン補填療法や漢方薬でも症状が改善されない場合もあります。
その場合は、その症状に合った薬を処方されるそうです。
例えば、不眠症を訴える人は睡眠薬、不安や緊張が強い人には精神安定剤など
医療機関を受診されますと、しっかりと診断され処方をしてくれます。

勿論、薬を使うのが、怖いや嫌だという方もいらしゃると思います。
そういう方は、医師と相談するのが大切です。

 

精神療法

薬に頼るだけでなく、カウンセリングを受けたり心理精神的なケアをしたりして、
心身共にリラックスをする事も効果が見られます。

最近では、更年期外来や女性ホルモンに専門の外来を設けている病院もありますし、
ヒプノセラピーや当院のクラニオセイクラルセラピー(頭蓋仙骨療法)などの
施術をしているサロンに通われるのもひとつの手だと思います。

次回、自分で出来るセルフケをお伝えします。

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