肩こりや腰痛を感じたら、とりあえずリラクゼーション店に駆け込んで、セラピストに、こんなこと言っていませんか?

「ガチガチに硬くなっているので、強く押してください」
「弱いと効かないので、強く押してください」
「肩のみ or 腰のみだけ強く押してくれればいいから」
「もみ返しがこないと効いた気がしないから強く押して!!」

肩が痛い

と言っている方がいますよね。あなたも実際に言った経験があるのではないでしょうか?実際に、私がリラクゼーション店で働いている時に言われた言葉もあります。

実はこれは、すごく危険なんです。

☆強く押してもらった方が効く
☆強く押してもらった方が症状が楽になる

と思い込んでいる人は、かなり危険ですというか、完全にアウトです!!
自分で自分のカラダを破壊していることになります。

考える

あなたは、次のような症状が当てはまりませんか?

・強く揉んだり、押されないと、ほぐれた、楽になった感じがない
・毎週のようにリラクゼーション店に行く
・以前よりリラクゼーション店に行く回数が増えた

一つでも当てはまるあなたは、
『マッサージ中毒
です。

「マッサージ中毒になって何が悪いんだ!!」
「氣持ちいいからいいじゃないか!」

叫ぶ

と思わるかもしれませんが、たしかに、マッサージは受けている時は氣持ちいいし、至福の時間だと思います。マッサージは、どんなに弱いものでも、ゴットハンドの達人であっても、人間の体にとっては刺激や痛みには違いありません。

筋肉を押されたり揉まれたりして「痛み」を感じて、押さえるのをやめると「痛みからの解放」される。この解放感こそが、マッサージで感じる氣持ちよさのカラクリ(正体)です。体に刺激を受けると筋肉は「攻撃を受けた!!」と勘違いして、防衛反応のために筋肉をこわばらせるのです。

硬くなった筋肉を柔らかくほぐすためにマッサージをしているのに、逆にマッサージをして筋肉を硬くする要因になってしまうなんて本末転倒ですよね。マッサージを受けた後は、一時的に血行が良くなっているために「痛みが改善しているようなつもり」なっていますが、実は痛みをこじらせているようなものだったりします。

腰を施術

そもそも、「マッサージ中毒」ってなんだ、という話になりますが、
簡単に言ってしまうと、

マッサージを受ける → 楽になる → 2~3日で元に戻る → 少し強く押く or 揉んでもらう → 楽になる → 4~5日で元に戻る → 強い方が効く!!と思ってしまい → 強い刺激をクセになり求めるようになるというスパイラルの事を言います。

マッサージ中毒図

強く押される揉まれるなどの刺激を受ける → 解放される、というのを繰り返していくと、感覚的には氣持ちいい、ほぐれた、癒されたなど思っても、実は、体の筋肉は硬くなってくるので、頻繁にリラクゼーション店に通い、以前よりさらに強く押す&揉んでもらわないと効いた氣がしなくなり通う回数や頻度も増えていきます。これが「マッサージ中毒」の状態です。

ひざをつく

そもそも、マッサージは外からの外部刺激だということを忘れてはいけません。
身近なわかりやすい例えだと

・満員電車で圧迫された!
・野球でボールがぶつかった!
・落下してきた物にぶっかった!
・箪笥の角で足の小指をぶつけた!

などと同じ外部からの刺激なのです。
だから、当然、強すぎるマッサージは怪我につながります。わかりやすく言うと打撲と同じようなものです。

泣く

筋肉に強い刺激が入ると、筋肉の繊維が壊れてしまい、内出血がおこってアザになったりすることもありますが、アザまではいかなくても、体の中の筋繊維が痛んでいる状態となります。筋肉の繊維が壊れるというのは、なんぞや?となるのですが、筋肉というのは、多くの細かい筋肉の繊維が集合して出来ています。

筋肉の構造

こまかな筋繊維が圧迫されて潰されると、「打撲」になり、部分的に切れたり、完全に切れると「肉離れ」というものになります。基本マッサージは、指や手の平で筋肉を圧迫する行為なので、強すぎる刺激だと打撲に近いような感じになり、微細な損傷すぎて本人は氣付かなかないんです。だって、その時は、「氣持ちいい」「至福の時間」「快楽」だと感じているので、悲しいけど筋肉の内部が痛んでいるのに氣付かないんですよね・・・

へこむ

そして、一番怖いのは、これを続けることで、どんどんと強く押したり、揉んだりすることで筋肉の微細な損傷が壊していき、更に細かい繊維が壊れていきます。

人間には自然治癒力というものがあり、壊された筋肉を治そうとしますが、その時に普通に戻すだけでなく、前よりも刺激に耐えられる強い筋肉をなろうとします。そして、刺激の強い筋肉となって回復すると、今までの押されていた強さでは物足りなくなり、「もっと強く押してください!!」という状態になり、もっと強く押すと、また筋肉の繊維が壊されて、それに耐えれる筋肉を作り上げていくというスパイラルに陥っていきます。

このループが繰り返されていくと、いくら強く押しても効かない、感じない筋肉で、おまけに感覚もおかしくなっている筋肉の一丁あがりです。

筋トレやスポーツで作り上げて筋肉とは違います!!筋肉はゴムと同じで伸びれば伸びるほど縮む力が強くなので運動能力を発揮できます。だから柔軟性のある筋肉が良いんです。ですが、マッサージで強く押され硬くなった筋肉は実用性がなく、ただ硬いだけの筋肉です。
もっとわかりやすくいうと、クソの役にも立たない肉(筋肉)の塊です。

爆破する

最後に、ことわざに「傷口に塩を塗る」という言葉があります。意味は、「悪いことの上に、更に災難や悪いことが重なること」

あなたが、肩こりや腰痛などの慢性的な症状・不調に困ってリラクゼーション店に行き、「弱い力だと効かないので、強く押してください」などと言っていたら、まさしく「傷口に塩を塗る」状態なので、さらに症状・不調が悪化しても仕方ないですよね・・・

もし、あなたが本当に「慢性的な症状・不調を改善」を望むのなら、単なる強く押す、揉まれるマッサージからは卒業してください。
当整体サロンは、『手でふれる』という優しいお手当て施術です。手でふれられている所が、ほわ~っとした温かさと1/fゆらぎが、体の内側から、じわ~っと浸透し緊張を雪解けのように溶けていきカラダとココロの慢性的な症状・不調を解消していきます。

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